世界の極上マッサージを紹介するページです。当店の施術メニューは「指圧・オイルマッサージ/足つぼ」のみで、リンパドレナージュは行っておりません。また、掲載内容に誤りがある可能性がございますのでご了承ください。
【1】リンパドレナージュとは?
リンパドレナージュは、リンパ液の流れを促進し、体内の老廃物を排出するための施術です。フランス語で「排出」を意味する「ドレナージュ」に由来し、1930年代にデンマークのエミール・ヴォッダー博士によって考案されました。正式名称は 「DR.VODDER MANUELLE LYMPHDRAINAGE」(ヴォッダー式マニュアル・リンパ・ドレナージュ)で、略して MLD と呼ばれます。
当初は医療目的で使用され、免疫機能の向上や排泄機能の改善を目的としていました。ドイツの内科医ヨハン・アスドンクが臨床テストを行い、ヨーロッパ全域に広まりました。日本には明治時代以降に伝わり、1980年代に美容業界で注目されるようになりました。医療目的と美容目的の両方で活用され、むくみの解消や免疫力向上などの効果が期待されます。
リンパドレナージュは、特にヨーロッパで人気があり、フランスやドイツでは医療機関やエステサロンで広く施術されています。日本でも美容目的での施術が増えており、エステサロンやリラクゼーション施設で受けることができます。
- マッサージ店:美容目的でむくみ解消やリラクゼーションを提供。
- クリニック:医療目的でリンパ浮腫の治療を行う。
- 総合病院:がん治療後のリンパ浮腫ケアとして施術。
リンパドレナージュの特徴
- 優しいタッチ:皮膚を軽くさするように施術し、痛みを伴わない。
- ゆっくりとしたリズム
- 老廃物の排出:リンパ液の流れを促進し、体内の不要物を排出。
- 美容・健康の両面で活用:むくみ解消や免疫力向上などの効果が期待される。
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リンパドレナージュの効果
- むくみの解消:リンパ液の流れを促進し、余分な水分を排出。
- ダイエット効果:代謝を促進し、脂肪燃焼を助ける。
- 免疫力向上:リンパ液の流れを改善し、免疫細胞の働きを強化。
- リラックス効果:副交感神経を刺激し、ストレスを軽減。
- 肩こり・頭痛の改善:血行促進により筋肉の緊張を緩和。
【2】リンパ管の働き
リンパ管は、体内の老廃物や余分な水分を回収し、免疫機能を担う重要な役割を果たします。
- 血管から漏れた水分を回収し、静脈へ戻す :血管と同様に、リンパ管は全身に広がっています。静脈に取り込まれなかった「余分な老廃物」を運搬し、不要な物質をろ過しながら再び静脈へ戻します。
- 免疫機能を担う :細菌やウイルスを排除し、体を守ります。リンパ管の途中にある リンパ節 はフィルターの役割を果たし、異物や病原体を捕らえて分解します。これにより、風邪や病気の予防に貢献します。
- 脂肪分の運搬 :小腸で吸収した脂肪を血管へ運び、栄養を循環させます。
- 老廃物のろ過 :体内で不要となったタンパク質や有害物質をリンパ液内で処理し、排出しやすい形に整えます。

リンパ節は全身に800箇所以上 あると言われており、特に重要なリンパ節が集まる部位として 首・鎖骨付近・脇の下・足の付け根・膝の裏 などが挙げられます。
🔽カナダ公認:リンパ節を刺激
リンパ液が滞る原因
- 運動不足:リンパ液はリンパ管をとりまく筋肉や血管の動きで流されているため、動かないと滞り「浮腫み」の原因となります。
- ストレス:自律神経の乱れは、リンパの流れを悪化させる。ストレスの影響を受けやすい自律神経は、血液の流れをコントロールしているので、ストレスにより血管や筋肉が収縮して、リンパ液が滞ります。
- 水分不足:適切な水分補給がないとリンパ液が粘性を増し、流れが悪くなる。
- 冷え:体が冷えると、血管が収縮して血流が悪くなり、リンパ液の流れも悪くまります。
【3】医療用:リンパ浮腫
リンパ浮腫は、がん治療後やリンパ液の流れが滞ることによって、リンパ液が体内に溜まり、過剰なむくみを引き起こす疾患です。これにより免疫機能が低下し、感染症や炎症を引き起こしやすくなります。リンパ浮腫は、進行性で治療が難しくなることが多いため、早期の対応が重要です。
リンパ浮腫には、以下の2つのタイプがあります:
- 原発性リンパ浮腫(先天性・原因不明)
先天的にリンパ管が弱いことが原因で発症します。 - 二次性リンパ浮腫(続発性)
主にがん治療後に発症します。例えば、リンパ節の切除や放射線治療の影響でリンパ液の流れが悪くなることがあります。また、熱帯地域ではフィラリア感染も原因となります。
リンパ浮腫の治療法
- リンパドレナージュ:リンパ液の流れを促進し、むくみを軽減します。
- 圧迫療法:弾性ストッキングやスリーブを使って、リンパ液の流れを維持します。
- 運動療法:適度な運動を行い、リンパ液の流れを改善します。
- スキンケア:皮膚を保湿し、感染症を予防します。
リンパ浮腫は、特にがん患者において見られます。乳癌や子宮癌、卵巣癌、前立腺癌などの治療後に発症することが多いです。
具体的には:
- 乳癌の治療後:腕に溜まったリンパ液を脇の下へ送る治療が行われます。
- 子宮癌・卵巣癌・前立腺癌の治療後:脚に溜まったリンパ液を足の付け根(鼡径部)へ送る治療が行われます。
🔽動画を見る:リンパ科クリニックの治療風景
【4】美容目的
🔽動画を見る:顔のリンパマッサージ
🔽動画を見る:体のリンパマッサージ
■注意事項
「鍼灸マッサージ師&エステティシャン」としての経験を生かし、美容と健康に役立つ情報をお届けしております。内容の正確性には細心の注意を払っていますが、誤りが含まれる可能性もございますのでご了承ください。また、当店では(指圧・オイルマッサージ・足ツボ)以外の施術を行っておりませんので、ご注意ください。